GoogleAppsScript屋さん

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「詳解!GoogleAppsScript 完全入門」を読んで反省した話

発売日には買っていたのですが、ようやく読みました。

GoogleAppsScript は公式リファレンスが日本語に対応しておらず、数少ない書籍も参考にはなるもののボリュームが欲しい、という状況だったので、450ページと分厚く、完全入門と冠した本書にはとても期待をしていました。

とはいえ、自分は GASの開発はある程度出来るし、入門書なら急いで読まなくていいかな~っと思って後回しにしていたのですが、いざ読んでみると出来ていないことがいっぱいで、勉強することはまだまだあるなーと再認識。反省です。

例えばスクリプトエディタの章では「単語補完」の説明があり、「確実に使えるようにしておきましょう」と注釈があるのですが、…自分は全く使っていませんでした 笑。 長い関数名や変数名はコピペで済ます良くない習慣がついていて、これを機に直すようにしたいと思います。

また、別言語の経験はあるものの JavaScript は軽く触る程度なので、使えてない JavaScript の構文が多々ありました。 GAS についての本ですが、 JavaScript の勉強にもなるのは本当に助かります。

特に例外処理が顕著で、try ~ catch は使っていても finally と throw は全く使っていませんでした。 使うべきかどうかは状況によるとは思いますが、頭の中の選択肢にさえなかったので、良くないですね。 JavaScript 本だと DOM 関連など GAS と関係ないことも書いてありますが、この本ならGAS に関係あることだけ書いてあるので、自分の知識を網羅的に再確認できます。

他に優れていると感じたのは「実践を意識している」点です。 ただ単に構文を説明するのではなく、著者の高橋さんが躓いたであろうことを注釈してくれたり、規模が大きくなると必要になってくる「オブジェクト」の章も用意されており、学ぶことがゴールではなく、「学んだことを仕事に活かすためのノウハウ」が満載でした。 GAS は実際に使ってみないと分からないことが多いので、これから入門する人には強くオススメできます。

一通り読みましたが、Googleドキュメントなど扱い慣れてないサービスに触れる際のリファレンスとしても使えそうなので、大事に保管して頼りにしていきたいと思います。